会議記録の活用を検討するイメージ
会議記録の活用イメージ。製品の操作画面・実機検証結果ではありません。
選定・導入のポイント

外部送信を禁止する会議ならSecureMemoやScribeAssistのローカル処理を確認し、Zoom・Google Workspaceを利用中なら会議要約機能の契約条件を先に調べます。Nottaのような専用サービスも候補に含め、要約後の編集・共有・管理まで試して判断します。

導入条件から5製品・機能を比較する

5件

公式公開情報での一次選定です。空欄や未確認を「非対応」とせず、契約前に構成・プランを確認してください。

製品・機能別の処理方式と追加確認事項(2026年10月20日確認)
製品・機能導入形態・処理要約契約前に確認
SecureMemo公式情報 オンプレミス
閉域・オフライン構成を案内
自社環境内の議事録生成を案内 導入方式、必要機器、認証・更新方法、保守範囲
ScribeAssist公式情報 PC導入型
PC内で音声認識。要約は方式を選択
ローカル要約とクラウド要約を区別 選ぶ要約方式、PC性能、同時利用ライセンス
Zoom 会議要約公式情報 会議ツールの機能
Zoomのサービス上で処理
会議内容から要約を生成・共有 対象ライセンス、管理者の有効化、共有先
Google Meet 自動メモ生成公式情報 会議ツールの機能
Google Workspaceのサービス上で処理
会議メモを生成しGoogleドライブへ保存 対応契約、言語、主催者、共有と保持の設定
Notta公式情報 クラウド型専用サービス
クラウドの音声認識・AI処理を利用
文字起こし・要約を提供 音声認識とLLMそれぞれの学習利用条件、管理機能のプラン

NottaのLLM向けの学習利用説明を、音声認識を含む全処理の条件と同一視しないでください。音声認識側の利用条件や除外設定は、法人向け案内・契約で別に確認します。SecureMemoはオンプレミス版で、SecureMemoCloudとは区別しています。

比較の前提:5製品を同じ順位で並べない理由

この比較は2026年10月20日に確認した公式の製品ページとヘルプをもとにしています。各製品の認識精度を同じ録音で測定したランキングではありません。音声認識ソフト、会議ツールの要約機能、クラウド型の専用サービスは契約の単位も管理対象も異なるため、機能数の合計で優劣を決めていません。

候補を絞るための必須条件と、トライアルで評価する項目を分けます。外部送信不可という必須条件を満たさない製品は、要約が読みやすくても当該会議には採用できません。一方、対象会議がすべてZoomで、既存の管理設定に収まる場合は、別サービスを契約する前に現在の機能を試す余地があります。

製品名が似ていても提供形態は別です。SecureMemoはオンプレミス側の候補として扱い、SecureMemoCloudと同じものとは扱いません。また、PCにアプリを入れる方式と、全社共用サーバーへ構築する方式も区別します。以下の候補一覧は一次選定用であり、適合を保証する審査結果ではありません。

最初の30分で決める必須条件

まず会議を一つ選び、入力するデータ、完成させたい記録、読ませる相手を書き出します。「社内定例を便利にする」では条件が広すぎます。「開発部の60分会議を月20回、社内製品名を含む録音から担当者と期限付きの議事録を作り、開発部だけで共有する」まで具体化すると、確認するライセンスや管理設定が決まります。

次に、禁止事項と許容条件を分けます。外部保存は禁止だが一時的な推論送信は認められるのか、送信も禁止なのかでは候補が違います。保存先が国内であっても、推論の処理先や保守担当者のアクセス条件が同じとは限りません。分からない項目を「問題なし」にせず、回答待ちに残します。

候補選定前に埋める要件メモ
項目記入例選定への影響
外部への送信音声・文字列ともに禁止ローカル認識とローカル要約の両方を確認
利用単位担当者30人、同時処理は最大3件登録人数と同時利用数を分けて見積もる
完成物議題別の決定事項・未決事項・担当者・期限文字起こしの有無だけで採用しない
保存と共有部門内で90日、社外共有なし権限・保持設定・エクスポート後の管理を確認
既存契約会議はZoom、案件はCRMで管理会議要約とCRM登録の追加契約を別々に確認

外部送信不可なら、認識と要約の実行場所を分けて確認

オンプレミス検討では、処理の途中で文字起こし結果をクラウドの生成AIへ送っていないかが重要です。音声をPC内で処理しても、その後の要約でテキストを送信する設定なら、全文の外部送信を禁じる会議には合いません。録音、認識、話者処理、要約、保存、配布の各工程について境界を確認します。

SecureMemoの公式ページは閉域・オフライン利用と複数の導入方式を案内しています。ScribeAssistの公式ページはローカル要約とクラウド要約を区別しています。いずれも名前だけで判断せず、見積もり対象の構成、利用する要約方式、必要な端末性能を指定して回答をもらいます。

ネットワークを切った状態の実演では、起動直後だけでなく、音声の取り込みから要約の出力まで試します。初回認証、ライセンス更新、モデル更新、障害調査は別の場面として確認してください。通常処理がオフラインでも、更新作業に接続や媒体搬入が必要な構成はあり得ます。

外部送信不可なら、認識と要約の実行場所を分けて確認の確認手順
  1. 01音声を取り込む

    録音ファイルと一時ファイルの保存先を確認

  2. 02認識・要約を実行

    それぞれの実行環境と通信先を確認

  3. 03共有・持ち出し

    出力先と受け渡し経路を承認範囲に限定

既存のZoom・Google Workspaceで足りるかを試す

会議ツールの機能は文字起こしだけではありません。Zoomには会議要約、Google Meetには自動メモ生成があります。専用ツールを導入する理由を「標準機能では要約できないから」と説明すると、現在の機能と食い違う場合があります。自社アカウントで利用できるか、管理者が有効にしているかを先に確認します。

比較すべき差は、要約があるかどうかより、完成した記録がどこへ保存され、誰に共有され、部署や案件をまたいで探せるかです。例えば全社共通の会議ツール内で記録が完結するなら既存機能が候補です。顧客ごとに複数の会議ツールを使い、記録を共通の場所へ集める必要があれば、その運用を候補サービスで再現します。

Google Meetの自動メモ生成では、主催者のドライブ側の保存と共有条件を確認します。Zoomの会議要約では、実施中の有効化と共有先を確認します。招待者に社外アドレスが含まれる場合は、自動配布の対象を明確にしてください。機能を有効にしただけで、社内の議事録保存規程に合うとは限りません。

トライアルは同じ3本の会議で採点する

候補を2〜3件まで絞ったら、同じ利用許可済みの音声を使います。数字と期限が多い定例、専門用語が多い会議、発言が重なる対面会議を各1本選ぶと、単一のきれいな録音では見えない差を確認できます。録音条件が違う結果の比較や、ベンダー公表の精度値同士の単純比較は避けます。

正解メモは人が先に作ります。決定事項、金額、日付、担当者、保留条件を記録し、AI出力を見てから基準を変えないようにします。文字が多少違っても意味が保たれた箇所と、否定や金額が逆転した重大な誤りを分けます。全文の正確さと、業務で使う要点の正確さは別の指標です。

確認担当者は各結果を同じフォーマットに直し、修正に要した分数を測ります。さらに閲覧者の追加、共有の取り消し、退職者を想定した権限解除まで試します。編集時間だけを測って管理作業を無視すると、実運用の費用を小さく見積もってしまいます。

トライアルの記録用シート
評価対象記録する値合否の決め方
重要情報金額・期限・担当者の誤りと欠落件数許容件数は評価前に社内で決める
確認作業議事録が承認可能になるまでの実作業分数現在の作業時間と同条件で比較
処理待ちアップロードから出力までの経過時間翌営業日など業務上の締切に合うか
管理閲覧解除・共有停止・削除の可否操作できる担当者と証跡を確認

選定を止める条件と、追加確認で進める条件

確認事項をすべて同じ重さにすると、機能が多い製品を選んだ後で必須条件の不一致に気づきます。先に採用を止める条件を決めます。例えば外部送信を禁じる会議でクラウド要約しか選べない、閲覧を止めたい利用者のアクセスを解除できない、契約終了後に必要な記録を取り出せない、という状態は選定を保留する理由になります。

これに対して、希望する要約の見出しが初期状態と違う、標準の出力形式を社内様式へ整える必要がある、辞書登録が初回に必要、といった点は、作業量と設定変更の可否で評価できます。禁止事項の不一致と、運用で吸収できる不便さを別の欄に置くと、担当者の好みだけで結論が変わりにくくなります。

証跡にも優先順位を付けます。営業資料の短い機能紹介、公式ヘルプ、個別の回答、契約文書では対象範囲が違います。最終的な必須条件は対象プランと構成を明記した文書で確認し、記録には資料名、確認日、回答者、未解決事項を残します。認証取得の表示だけで、すべての保存先や再委託先まで確認済みと判断しないようにします。

採用判断に使う確認状態
状態例次の対応
必須条件の不一致全文の外部送信禁止に対し、外部要約が必須当該会議の候補から除外、または別構成を相談
証拠不足管理者による削除の範囲が公開資料で不明デモと書面回答を依頼して保留
運用で評価社内様式へ整える手間が残る同じ様式まで直す作業時間を測定
条件を満たす構成・契約・実操作で必要範囲を確認費用と品質を他候補と比較

見積もり依頼は「利用者数」だけで送らない

利用人数に加え、月の音声時間、最大同時処理数、必要な保存期間、管理者数、使いたいAI要約、SSOやログ出力の要否を書きます。「30名で利用」だけでは、全員が録音するのか、3名が作成して27名が閲覧するのかが不明です。閲覧者にも課金されるかで総額が変わります。

見積書では基本料金、時間超過、追加ストレージ、生成AI利用枠、管理機能、初期設定、保守を分けます。定額という表記でも、すべての要約方式や追加機能を無制限に使えるとは限りません。契約更新時の条件、停止した利用者分の扱い、データの取り出しも確認します。

最後に採用理由を一枚にまとめます。必須条件の適合、未解決の確認事項、トライアル結果、初年度と継続年度の総費用を示します。未確認の機能は空欄のまま残し、営業担当者の説明で確認できた内容は回答日と資料を記録すると、稟議で根拠を示せます。

比較表の候補数を増やすより、各候補の未解決項目を閉じるほうが判断は進みます。例えば第一候補に保存期間の回答待ちがある場合は、機能数を加点して相殺せず、対象プランの回答期限を決めます。審査に通らなかった場合の第二候補、処理対象を限定した暫定運用、導入を見送る条件も記録します。候補から外した理由を残しておくと、後で要件が変わったときも全製品を一から調べ直さずに済みます。

よくある質問

オンプレミス対応なら要約も社外へ送信されませんか?

必ずしも同じではありません。音声認識がローカルでも、要約はクラウドを使う方式があります。使う構成と設定について、音声・文字起こし・要約それぞれの送信先を確認します。

既存の会議ツールと専用AI議事録ツールの両方が必要ですか?

既存機能で記録・承認・共有・検索の要件を満たすなら追加契約は不要な場合があります。専用ツールは、会議ツールをまたぐ管理や独自様式など、実際に不足する工程があるかで判断します。

掲載されている製品を実機で検証していますか?

本ページは公式公開情報の調査に基づく一次選定ガイドです。実機による精度比較や全プランの契約確認は行っていません。各製品の契約・構成を確認したうえで、自社の音声と管理要件で試してください。

まとめ

候補選定は必須条件から始め、実際の会議で完成物と確認時間を測り、管理と費用まで確かめて終えます。最初に合わない構成を除外することで、機能一覧だけを読み比べる時間を減らせます。

参照した公式情報

2026年10月20日確認。仕様・提供条件は変更されるため、契約時には対象プランと構成を確認してください。手順例・試算例は編集部が作成したもので、導入実績や実測結果ではありません。

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